DLP® プロジェクタの選択
DLP® プロジェクタ選びの豆知識
プロジェクタの明るさはどのくらい必要ですか?
ルーメン:プロジェクタの輝度は、ANSI ルーメンで測定されます。フロント・プロジェクタは、1,000 ルーメン程度からあり、3,000 ルーメン以上の明るさに達するものもあります。
周囲光:室内照明をオフにしたプレゼンテーションでは、輝度の低いプロジェクタで十分です。ただし、周囲光を遮断しにくい室内で利用する場合や、照明をオフにしないで観客にプレゼンテーションを行うという利点を生かしたい場合は、少なくとも 1,500 ルーメンの輝度を持つプロジェクタが必要です。
観客の規模:観客の規模もプロジェクタに必要な明るさに影響します。規模が大きくなると画像を大きくする必要があり、それには輝度の高いプロジェクタが必要になります。大規模なプレゼンテーションでは、2,000 ルーメン以上の輝度のプロジェクタを使用することが常識となってきています。
輝度の決定:
- 薄暗い状況では、1,000 ルーメンもあれば十分です。
- やや明るい部屋では、1,500 ルーメンが標準ですが、大規模なプレゼンテーションでは最低条件となります。
- 明るい中でのプレゼンテーションでは、2,000 ルーメン以上が推奨されます。観客の多いプレゼンテーションに最適です。
クリアな画像を再生するにはどうしたらよいですか?
解像度:最高画質を得るために、プロジェクタのネイティブ解像度に合わせてノート PC の解像度設定を調整することができます。
輝度の均一性:スクリーン上の輝度の均一性も画質にとって重要な要素です。均一性は、投影される画像全体における輝度のパーセントを表します。均一性が高いということは、投影される画像の中心から隅にいたるまでプロジェクタの輝度の均一性が高いということであり、ホット・スポット(ある一点だけ明るい状態)やゆがみが少ないということです。一定して高い画質を得るには、均一性が 85% 以上あるものを選んでください。
仕事用か遊び用か?多くの DLP® プロジェクタは、自宅の大画面で画像を再生する場合に最適なクリアで明るいビデオを再生します。DLP® プロジェクタを自宅で使用する場合には、DLP® プロジェクタがテレビのデジタル信号などに対応しているかご検討ください。
クリアな画像を得るために:
- プロジェクタに合わせてコンピュータの解像度を手動で調整します。
- 輝度の均一度が 85% 以上であるものを検討します。
検討すべき機能はどれですか?
プラグ・アンド・プレイ:現在の DLP® プロジェクタの多くは、プラグ・アンド・プレイで使いやすく、ほんの数分でセットアップできます。頻繁に環境が変化する場合でも、出先で必要なのはたいてい電源コンセントだけです。
使用するプロジェクタには、ノート PC (通常 2、3 のケーブル:電源コード、PS/2 マウス、および AV ケーブル)と同じ数ぐらいのハードウェアが付属しているでしょう。
その他の機能:特定のニーズを満たすために、多くの特殊機能が用意されていることに注意してください。たとえば、コンピュータを使用しないプレゼンテーションのためにメモリカード、プロジェクタの設置に便利な台形補正機能、ワイヤレスによる制御、ポインタ、複雑なプレゼンテーションを行うための複数台のコンピュータからの入力などです。
注目すべき機能:
- プロジェクタの設置に便利にする台形補正機能
- ワイヤレスによるプロジェクタ制御とポインタ
- 複数台のコンピュータからの入力
- すべての DLP® プロジェクタは 1,670 万色
- すべての DLP® プロジェクタは PC と Mac で使用可能
- 持ち運びや発送を便利にする頑丈な専用バッグの購入
プロジェクタの携帯性はどれくらい?
重量とサイズ:プレゼンテーション用プロジェクタは、以前よりもずっと持ち運びやすくなりました。総重量が 900g 程度のDLP® プロジェクタもあり、軽さでは群を抜いています。プロジェクタを選ぶ場合は、サイズも持ち運びやすさに影響することに注意してください。DLP® プロジェクタは、総体積で 1,966 c㎥ ほどしかない製品もあります。プロジェクタの総体積を計算するには、単に長さ、幅、高さを掛け合わせてください。
移動の多いユーザ:ノート PC とプロジェクタをもって移動することを考えている場合は、1kg ~ 2.5kg 程度が適切です。小さく軽量であれば、プロジェクタを荷物にまとめて運ぶことが非常に簡単になります。さらに、慣れない場所でプレゼンテーションを行う場合は、どのような状況にも備える必要があります。プロジェクタの要件として次の項目を検討してください。
移動の多いユーザの注意事項:
- 重さ 1kg ~ 2.5kg のプロジェクタを検討します。
- 小型のプロジェクタなら、持ち運びも楽になります。
- 慣れない環境で周囲の光の影響を受けず投射するには1,500 ルーメン以上が必要です。
- ワイヤレスプレゼンターがあればコンピュータから離れることができます。
- 持ち運びや発送を容易にする頑丈な専用バッグの購入
プロジェクタの接続方法
ホーム・シアター・システムでクリアな画像を再生するには、接続性や互換性が重要です。ホーム・シアター専用に設計されたプロジェクタには、複数のビデオ入力や専用のビデオ・チップなどの特徴があります。DLP® テクノロジーに基づきビジネス向けに作られる多くのプロジェクタは、自宅でも優れたビデオ再生に使用できます。
コンポーネント・ビデオ
コンポーネント・ビデオは、現在利用できる高品質信号のうち最も普及しているタイプです。コンポジット・ケーブルはビデオ信号全体を 1 本のケーブルで伝送しますが、コンポーネント・ビデオ・ケーブルは信号を 3 本に分割します。この接続は、コンポジット接続や S ビデオ接続よりも非常に優れた画像を再生します。購入するプロジェクタは、これら 3 種類の入力のうち 1 つ以上を備えているようにします。
S ビデオおよびコンポジット・ビデオ
DLP® テクノロジーを採用するほとんどのプロジェクタで、コンポジット接続 1 つ以上と S ビデオ接続 1 つを備えています。S ビデオ・ケーブルは、コンポジット・ケーブルと異なり、ビデオ信号を輝度とクロミナンスという 2 つの構成要素に分割するため、コンポジット・ケーブルに比べて画像が大幅に向上します。
Digital Visual Interface(DVI)
Digital Visual Interface(DVI)は、高帯域のフルデジタル信号専用に設計された接続タイプで、セットトップボックスの業界標準となることが期待されています。DVI は比較的新しい規格ですが、最近のプロジェクタの多くは DVI か HDMI が搭載されています。
HDMI
HDMI(高品位マルチメディア・インターフェイス)は、高速のデジタル・インターフェイスで、ビデオと多チャンネル・オーディオの両方に対応し、HDCP コピー保護が組み込まれています。
どのような画面形式がありますか?
画面形式は、アスペクト比、つまり投影されるイメージの幅を高さで割った値で測定されます。現在使用されているアスペクト比は主に 2 種類あります。最も一般的な画面形式は、4:3 アスペクト比です。しかし、真の「ホームシアター」信号は、標準的な 4:3 ではなく映画館のスクリーンのように横長になっています。つまり幅と高さの比が 4:3(幅が高さの 1.33 倍)ではなく、より差のある 16:9(幅が高さの 1.78 倍)です。
ネイティブ解像度:DLP® テクノロジーを採用するビデオ・プロジェクタの多くは、「ネイティブ」解像度として標準(4:3)とワイド画面(16:9)の両方に対応しています。つまりプロジェクタ内部にあるチップは、まるで投影される画像の縮小版のように配置され、その形状は 4:3 または 16:9 の寸法になっています。ほとんどのプロジェクタは 4:3 と 16:9 でアスペクト比を切り替えできます。切り替えたときには、投影される画像の左右または上下に黒い帯が見えます。アナログテレビ、HDTV、および DVD でプロジェクタを使用する場合は、プロジェクタでこれらのモードを切り替えられることを確認してください。
ホーム・シアター用に天井取付型と卓上型のどちらのプロジェクタを購入したらよいですか?
天井に付けて設置場所をとらない:ホームシアターのセットアップでは、プロジェクタを天井に取り付けるほうが一般的であり、洗練されています。この場合、プロジェクタと画面の間隔として最適な距離も理解しておく必要があります。プロジェクタによって投影比はが異なるためです。
プロジェクタの投影比とは、画面からの距離と投影される画像の幅の関係です。たとえばプロジェクタが画面から 3m 離れた位置で天井に取り付けられている場合、取り付け位置が 1.5m しか離れていない場合に比べて、投影される画像は大きくなります。
プロジェクタにズーム・レンズが搭載されている場合は、取り付ける場所を正確に確認して、その距離から投射できるスクリーンサイズを判断します。
携帯性の高いプロジェクタ:プロジェクタを取り付けたくないなら、重量が軽量でありながら、優れた画質のプロジェクタを探すことは簡単です。コーヒー・テーブルの上やその下など、部屋のさまざまな位置に設置でき、持ち運びやすさという付加メリットがあります。ほとんどの卓上型プロジェクタは、後から天井に取り付けようとした場合でも、問題なく取り付けることができます。